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昨年から今にかけてのこと:2 [東日本大震災]

テレビ報道では、九段会館の天井が落ちて死者が出ている模様、という報道があった。

それから、長い夜が始まった。

 

(承前)

 

すると、課長室から課長が出てきて、「おいおい、テレコムセンターが火事だぞ。」と。

課内の、つけっぱなしのテレビを見上げると見覚えのあるビルから煙が上がっている光景が映し出されている。

都内でも、火事などの被害が出ている模様。

テレコムセンターの火事は、後に、近隣のビルの火災だとわかるのだが、そのときは衝撃だった。

しかし、もちろんそれだけではおさまらない。

市原のガスタンク群の火事の様子が中継され始める。

それを見たとき、この地震はただ事ではないと思った。

「燃え尽きるまで、この火事おさまらないな。」と。

しかし、それらの被害の映像を、何時に見たのか、今ではすっかり覚えていない。

次から次に、途切れることなく、各地の被害の映像が流れてきて、ただただ唖然とするばかりだった。

 

相変わらず、身内や実家とは連絡が取れない。

連れ合いは仕事先で、どういう状況で地震に遭ったのかわからない。

実家は、昔から地震も多く津波もあったが、それほど大きな被害に見舞われることはなかった。しかし、心配。

 

舞浜の液状化の映像なども流れてきて、いよいよ被害は東日本全体に広がっていることがわかってきた。

課内の会議が、「窓際」(補佐・企画官他)招集され、対策本部の状況など、課長から説明があるが、まだ初動で、ほとんど動きがわからない。

対策本部が立ち上げられたと言うことぐらい。

そうやって、地震発生から1時間超が過ぎた。


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