昨年から今にかけてのこと:8 [東日本大震災]
明けて3月12日、朝方帰ってきても、とても眠ることなどできぬ。
帰ってきてすぐに、NHKを見る。
ぼーっとしながら、見ていると、地震・津波の他に、東京電力福島第一原子力発電所の事故のニュースの比重が高くなっていた。
東電福島は、仕事でもよく行っていたところだった。
しかし、ニュースの報道内容から、どうにもこうにも、深刻な状況になるとは思えなかった。
もちろん、今から考えれば全く以て浅はかな、馬鹿としか言いようのない判断であったのだが。
実際に、三時半過ぎに一号機で水素爆発があった。
それとて、楽観していたのだから、もうどうしようもないとしかいいようがない。
今から思えば、自分も「外縁部」とはいえ、原子力ムラの一員だったのだろうとおもう。
さらに、その頃から、東京大学大学院の早野龍五先生のツィッターをフォローしていたにもかかわらず、その意味をきちんと理解できていなかったのも、本当に阿呆と言うしかない。
時々刻々と変化する、東京電力福島第一原子力発電所の事から飯も食わず、目が離せないまま12日が過ぎていった。
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