本日演奏会:ごめんねギンディン [コンサート]
本日、演奏会。
会社同僚もご一緒。
ご満足いただける演奏会になればなぁと、少し緊張。って、私が緊張してどうする?
身支度して、昼飯。
初台「かわしま」へ。久しぶり。
鴨せいろをいただく。細めの麺が、何ともおいしい。
その後ホールへ。
さすがに、全席完売。会場は、賑やか。良かった良かった。
今日の演奏会、非常に素晴らしかった。
「これが、『ブラームス・交響曲第一番』ですっ!いかがですか?」という演奏。
意味不明?
弦のエッヂのたった音、流麗な響き、分厚いアンサンブル。
要所を引き締める、ホルンをはじめとする管楽器群。
いやはや、素晴らしい。
その予感は、モーツァルトから有りました。以前のエントリーにも書いたけれども、モーツァルトの曲って、推進力を内在している曲が多い。で、「演奏がへぼいと、もう目も当てられない。」と以前書いたことがあるけれども、曲が持つ軽やかな「疾走感」を実現できないと、聴いている方は「もさ~」っとした、印象しか残らない。
弦を中心とするドライブ感をいかに実現し、管楽器群が如何にアクセントをつけるか。
その辺の具合が、今日も何とも、いいあんばいでした。
しかしながら、ピアノコンチェルトは、午睡タイムになってしまいました。
ごめんね、ギンディン(と、ここで、エントリーのタイトルになる)。
しかし、アンコール(リスト・カンパネッラ)は、素晴らしい。もちろん、テクニックが素晴らしかったのだけれど、ダイナミクスのコントロールがすごい。
ソリスト・オケ・マエストロには申し訳ないけれども、今日のアンコールで十分堪能しました。
そして、メインのブラームス。
最初の一音から、最後まで、ただただ陶然。
いつもは、コーダの「終わった感」が待ち遠しくて、早く終楽章にならないかなぁ、などと、たわけたことを考えるのだけれども、今日ばかりは終わって欲しくないと思って、聴き続けました。
冒頭に書いたように、要所でエッヂのたった、そして、同様に要所でなめらかな弦楽器群。
そして、管楽器。ホルンとトロンボーンって、その音色からして、「破壊力」を持った楽器だと思っているのだけれど(破壊力って、ネガティブな意味ではなく、音(主に弦の)の流れを強制的に断ち切って、介入してくるという感じか)、それが、遺憾なく発揮されたような気がする。
二楽章の、Vn.ソロも、ため息出ました。
ため息だけでなく、かなり感じ入って、涙が出ました。
ん~む、情緒的かもしれんが、実際にそうだったから、しょうがない。
そして、もちろん、ホルン、四楽章の聴かせどころは、伸びやかで、惹きつけられました。
しかし・・・。
第四楽章の、提示部(61小節から)の、弦の響きのなんと豊かなことか。
さらに、落涙。
木管の些細な事故も、全く気にならず。
大変、堪能した演奏でした。
マエストロ・デプリースト、かなり好きかも。
ということで、終演後は、会社同僚と一緒に、楽屋口へ。
皆様、サインもらってご機嫌でございました。良かった良かった。
今秋の、再会を約して(大げさ)、ホールをあとにして、会社同僚の皆様とお茶して帰りました。
いや、今日のブラームスは、本当に堪能いたしました。
素晴らしい演奏会で何よりでした。今度からチケット取りはもう少し早く動くことにします。確かに古典派の命は「疾走感」ですね。モーツァルトの「レクイエム」もゆっくりしているようで推進力がないとどうしようもない演奏になってしまいまうすし、ベートーヴェンのピアノソナタなんかもそうです。それが古典派のむずかしいところです。
by mayyt (2006-04-24 11:51)
mayytさんこんにちは。
コメントありがとうございます。
エントリー、なんだか、興奮して書いたので(酔っぱらってもいましたが)、なんだか、とっちらかった文章ですが(っていつもですが)、そのままにしておきます。
今度、モツレク聴きに行きます。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでございます。
mayytさんのように、演奏(合唱)の経験があると、また聴き方違うんでしょうねぇ・・・。
マタイの練習はいかがですか?
by 酔仙亭響人 (2006-04-24 11:55)