昨日本番:シェヘラザードなど [コンサート]
「音楽に『癒される』」などというが、ま~ったく、そういう言説信じない。
借りに「癒されたい」状況にあったとしたら、音楽など聴いている精神的余裕はない。
「癒される」「癒されたい」状況などというのは、別に、ちょっと、日常生活でへこんでいる程度であって、別に音楽など聴かなくても、友達と会って馬鹿話したりすめばそれですむ話である。
などと、気色ばんでもしょうがない。
二カ所での演奏旅行を終えての、プロムナードコンサート。
二回連続での、マエストロ・佐渡の演奏会を聞きました。
マエストロ・佐渡、以前はあまり良い印象はなかったのですが、この数年、良いなぁ・・・、と思って聴いています@偉そう。
イベール : ディベルティメント
モーツァルト : ピアノコンチェルト第20番
リムスキー=コルサコフ : シェヘラザード
イベールおもしろい曲だなぁと、予習していて思ったのだけれども、今日の演奏は見事。各パート、ほぼソロ。裸になるって、怖いことだと思うけれども、ほぼソロとは思えない、厚い響きを聴くことができました。
しかし、太鼓叩きながらホイッスル吹くという、打楽器の難しさに、何となく、背中をむずむずさせながら聴きました。
トロンボーン始め、金管群も素晴らしい。
マエストロ・佐渡、こういう、ノリノリの曲が合っているんでしょうか。
セット替え、結構大変そう。ということで、マエストロ・佐渡が、セット替えの最中にMC。
マエストロ・佐渡、とても音楽が好きなのだろう、と、話や著作を読んでいると、何となくそう思わせる。「思わせる」などと書くと、非常に意地の悪い感想だけれども、実際にどうかは分からないかれども、そういうことは感じさせてくれるパーソナリティではある。
で、リコーダーを吹くという荒技。
タイガー!
ピアノコンチェルトは、まぁ、水準の演奏か。
休憩中は、フレンズ他、如例。10月の「響の森」のチケットの受け取りなど。
後半、シェヘラザード。昨年、4月にマエストロ・小泉、山本友重さんのVn.で聴いている。
素晴らしい演奏。
弦ももちろん、いつも通り、艶やかで端正で、剛胆ではあるが、木管群が素晴らしい。
ピッコロって、実は、きわめて重要なパートなんだなぁなどと、筋違いのことを考えたり。
もう、感極まって、感動してしょうがない、という演奏ではないにしても(そういう演奏会は、年に数回あればいい方)、カタストロフをもたらす、水準以上の演奏会ではありました。
まぁ、音楽聴きたいという欲求があり、実際にホールに脚を運んでいるからには、まだ、大丈夫でしょう・・・。
遅くなりましたがありがとうございました。イベールのような楽しい曲は小編成でもあまり苦にならないモノです。でもうまくいってホッとしました。
酔仙亭さん最近ちょっと元気のない投稿が多いように感じますが(かといって元気いっぱいと言うのもアレですが)何かと気苦労も多いのでしょうかね。どうぞご自愛くださいまし。ではでは。
by こがねあん (2006-08-07 02:01)
古賀音庵さま、コメントいただきながら、そのまんまで申し訳無しです。
イベール、堪能しました。
「予習」とは、全然違う印象(音も、ビジュアルも)で、やはり、ライブだよなぁと思った次第。
今月末、楽しみにしております。
by 酔仙亭響人 (2006-08-16 20:10)