読了 [読書]
読了といっても、「空海本」ではなく、しばらく前から読み始めていた作品ですが、、今夜、ついに読了。
著者は、まぁ、グーグルで検索していただければおわかりになると思いますが、哲学者・社会思想史家とでもいえばいいのであろうか。
本作は、著者の遺稿。
老いて身体の自由を失われ、寝たきりになり介護を受けた末の死や、がんなどの業病で苦しみつつ死ぬ前に、思慮が明晰な上に、自死という選択もあるのではないかという前提の上に、本書の原稿を書き上げ、結句、ご本人も齢65にして自死したという、まぁ、本書あるいは著者の選択を上っ面で眺めれば、ちょっと衝撃的な一書。
- 作者: 須原 一秀
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
一読して、その思想的な内容は別として、山田風太郎の言説を少し思い出したりした。
山田風太郎は、晩年、一定の年齢に達した老人を安楽に自死させる施設を作ればいいと、常々語っていた。
著者の言説が語られ、そして、その「哲学的事業」としての自死については、色々な評価があると思う。
ワタクシは、まぁ、無理かもなぁ・・・。
書評でも、ほとんど取り上げられいないようですが(私が知っている限りでは、週刊朝日でほんの少しだけ)、本書を読んだ方がが、どのような感想をお持ちになったか、知りたいところではあります。
ついに読了ですか。
ずいぶんと時間がかかりましたねぇ。
私も読みましたが、何となくからっとした読了感でしたが、酔仙亭さんは?
もうすこし、酔仙亭さんの読後感をお聴きしたいところです。
by こーほーうーまん (2008-03-20 09:09)
こーほーうーまんさん、コメントありがとうございます。
ちょいと、軽々にコメントというか読後感、書きにくいのです。
あとで、まとめて読後感、書きたいと思っています。
取り急ぎ。
by 酔仙亭響人 (2008-04-02 23:00)