コンサート:ブルッフなど [コンサート]
朝起きても、調子は今ひとつ。
連れ合いは、ゲネプロのため、早めに出たみたい。
さて、どうしようか・・・。
無理して聴いてもなぁと思いつつ、矢部氏のブルッフ、是非とも聴きたいし。
起きてしばらくしたら、少しは調子が良くなってきたような気がしたので、思い切って出かけることに。
とはいえ、今日はあいにくの雨。
石川県では、地震が発生したようで、何とも、剣呑な日ではある。
身支度して、ホールまで。
ホールに着いて、席に座って、すでにぐったり。
ヴェーバー(社会学ととしては、こう表記したい)の序曲「オベロン」。いわゆる、「これが序曲ですっ!」という曲想で、演奏もとても好ましい、駆動力。聴いていて楽しい。
ブルッフのヴァイオリンコンチェルト。ソリスト・矢部氏、素晴らしい。
以前、バリトン歌手の河野さんと食事をご一緒させていただいたときに聞いた言葉として、エントリーに書いたことがあるかも知れないけれども、ソリストというのは「音量ではない」、大切なのは、音の質、音の美質、その曲に合った音なのだ、と言うことが納得させられる。
非常に素晴らしい演奏であったと思う。
休憩、如例。
サントリーホールは、四月から改修工事があり、バーカウンターのバーテンダー氏ともしばしのお別れ。
また、オケの広報ご担当の方とも、久しぶりに少しお話。
最近、色々と、一般的な媒体とのおつきあいも増えて、あまり、annoyせずに、何かお力になれればと思っている。
他に、四月のチケットの引き取りなど。まぁ、こちらの顔が知れているとはいうものの、並んでいるうちに、チケットを準備してもらって、自分の番になるかならずで、チケットをさっと出してもらうというのは、気働きが感じられて非常に気分がよく、うれしいものです。
後半、「展覧会の絵」。
出だし、「プロムナード」のラッパが、すごいすごい!
音が飛んでくる。素晴らしく、圧倒される。
以降、全体として演奏素晴らしいのだけれども、何となく、指揮者の意図というか何となく、余りよくわからない感じがする。
もちろん、それは、今回初めて聴く指揮者だからという、主観があるのだろうけれど。
演奏は、十二分に素晴らしい。でも、指揮者がどういう人かよくわからない。そういうちょっともどかしいところがある、演奏会だったように思う。
「展覧会の絵」、予習をしていて、「派手派手しくて、おもしろい曲だけど、何となく飽きたかも。」と思っていたけれど、どうしてどうして、てんで心得違いでした。まさに、実演を聴くに如くはなし。楽しい経験でした。
この指揮者、あと演奏会を一回聴くことになっているので、さて、どうなりますか。
演奏会後、体調のこともあり、すぐに帰ろうかと思ったけれど、えいやっと銀座へ。
楽器屋で、CD(メンデルスゾーンの「ヴァイオリン・ピアノと弦楽ためのコンチェルト」)と、スコア(メンデルスゾーン「真夏の夜の夢・序曲」「真夏の夜の夢・スケルツォ他」)を引き取り。
その後、コンビーフの塊などを買って帰宅。
カレーの食材が残っていたので、ポトフを作り、グ~。
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