結局いつものように・・・。 [雑記]
コンサートからの帰り、駅で、某媒体、もとい、ブルームバーグ・ニュースの記者とばったり。
今日のコンサートを聴きに来ていたわけではないけれども、CD買いに出かけていたのだとか。
彼女は、クラシック好きで、以前、コンサート会場で私を見かけたことがあるらしく、彼女が所属する記者クラブに私が遊びに行ったときに、そのことを言われて、びっくり仰天しつつ、盛り上がったことがあったのでありました。
その場の乗りで、西麻布のマンション小料理屋へ。以前のエントリーにも書いたが、六本木・西麻布では、マンションの一室を使った店が、結構流行っている。看板も出さず、積極的な宣伝もせずに商売をする店が、業種を問わず結構増えている。
料理はおいしゅうございました。この手の店は、えてして、その「隠れ家」的なところだけを売りにして、料理はま~ったく、なってない店もあるのだが、きわめてまっとうな料理を出してくる。
たとえば、「赤貝の刺身・苺ソースがけ」とか、何を考えておるのかね?という店が多い中で、ここはきわめてまっとう。
そのくせ、「季節の野菜と魚のぬた」に、日本酒とか焼酎ではなく、ペールエールを勧めるという、何というか、まっとうだけれどもそこに、少しだけ、ほんの少しだけ工夫というか主張をしてくる。おもしろい店。きわめて満足。
場所を変えて、アイリッシュパブへ。
ええぃ、ままよと、先日お会いして、薫陶を受けた某媒体某記者を携帯で呼び出す。
普通であれば、大変畏れ多くて、「呼び出す」事などできないのだが、ご本人がそんなこと感じさせないパーソナリティなので、ついつい。
ということで、馬鹿話に終始。
しかし、そこは、集まったメンバーがメンバーだけに、馬鹿話するにしても頭をフル回転させないといけない。
(ここから、少し、修正。)
・ピカソの英語の発音(丸谷才一のエッセイで「パイキャッソー」と発音すると書いてあったのだが、実は違う)
・技術の質と少子化(人口増のフェイズでは大規模ダムとか大規模なプラントとかがどんどん作られたが、今の技術は、ITとかバイオとかパーソナライズされた技術でありそれが少子化の原因であり結果である)
・小児科の現状と問題(これは、先日読んだ「小児科を救え!」の受け売り)
・音楽評論の意味(意味と言うよりは、無意味性)
・東京の居酒屋・バーが如何に優れているか(それぞれがひいきの店があり、ゆずらず)
・参院選の行方(とは言っても、きわめて下世話な話)
・安全保障について(北朝鮮のミサイル実験の巷間言われていることとは別の意図の可能性)
・医師-患者関係の変質のこと
・ドボルジャークは肉屋の息子だったのに何故あのような才能を発揮できたのか
・モーツァルトの特に日本における過剰な評価の所以
などなど。
相手は、ジャーナリストであり専門分野があり、馬鹿話を馬鹿話として成立させつつ、そこに、相手に新しい情報を提供し、話題設定するということを考えねばならず、愉しくもあり、また、かなり緊張しつつ、結局は酔っぱらう。
えぇと、その後のことは、割愛。
コメント 0