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ファリャ [読書]

 三浦しをん、読了。

 ん~、何とも、表現しにくいが。

 モチーフとしては、興味深い内容であったが、個人的には、少し受け容れがたい内容であったか。

私が語りはじめた彼は (新潮文庫 み 34-5)

私が語りはじめた彼は (新潮文庫 み 34-5)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 文庫

 いわゆる「多情仏心」な、大学教授の周囲にいる人々のモノローグ(?)によって構成されているのだが、後半少し、全体とのトーンとは、異なる印象を受け、全体として、違和感があるのかもしれない。

 とはいえ、この作家は、目を離せない、という印象がある。


 引き続き、以下読了。

お眠り私の魂

お眠り私の魂

  • 作者: 朔 立木
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本

 これまた、「多情仏心」(なのかなぁ・・・)な、裁判官を主人公(でいいのか?)とした作品。

 延々と、自分と関係した女性への書簡が綴られるという、作品。

 正直、読むという労多くして・・・、という印象か。

 タイトルは、ファリャの「スペインの七つの歌」にある、子守歌「ナナ」から。

 読み終わって、どっと疲れました。


 ファリャ、好きな作曲家の一人です。「三角帽子」「恋は魔術師」など、人口に膾炙している曲は多くはありませんが。

 チャイコフスキーなどのロシア系の作曲家とか、ファリャやシャブリエのような、スペイン系の作曲家とか、いわゆるクラシック音楽の中核である、イタリア・ドイツとは違う、いわゆる辺境の国(といってはなんですが)、の作曲家そして、その作品が好きなのかも知れません。


 なんだか、気分がふさがるような作品を立て続けに読み終わったので、なんだか、気鬱ですなぁ。


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