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光車よまわれ [読書]

光車よ、まわれ! (ポプラ文庫ピュアフル)

光車よ、まわれ! (ポプラ文庫ピュアフル)

  • 作者: 天沢 退二郎
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 文庫
 既にブログで取り上げてあるか?
 職場地下の三省堂で見かけた。
 小学校の頃に読んで、かなり衝撃を受けた作品。
 
 文庫版の解説を、三浦しをんが執筆している。
 三浦もまた、この作品を読んで大層衝撃を受けたとのこと。
 町田(?)が舞台だったのか。週末読み返してみようかと思う。
 三浦は、「この作品は『天沢退二郎』くんが実際に体験したことを書いた本に違いない、そのように子供の頃思っていた。自分の血肉となった大切な作品」と記している。
 小学校の頃に読んで、大学生の頃だったか版元(筑摩書房?)から再刊されたものを、わざわざ手に入れて、再読したほど。
 それだけ、子供の頃にこの作品から受けた衝撃が大きかったということ。 
 
 そんな作品に、三浦しをんが解説を書いているということを知り、うれしかった次第。

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コメント 4

ヨナキウサギ

この数年の間に、天沢退二郎の「オレンジ党」シリーズなど、古本・新本・復刻併せて、何冊か手元に確保しました。
何年か前にNHK Eテレで放送されていた「電脳コイル」というアニメも天沢退二郎へのオマージュだったようで、登場人物の少女の名は「アマザワさん!」でした。
理由はわかりませんが、私は今、自分の7歳ぐらいから14歳ぐらいまでに読んだ本をトレースしたいような気になっています。
単なる懐古趣味ではなくて。
あのころ、何か今とは違うもっと大切なことを感じていて、今ではそれを忘れかけている、というように思うのです。
もちろん今は違うものになっているはずですが、それでも一度辿ってみたい、と。

お正月休みは(というほどのものはないけれど、数日は無為に過ごせるはず)、天沢三昧、というテもありますね。
by ヨナキウサギ (2011-11-29 01:11) 

酔仙亭響人

 コメント多謝です。

 天沢退二郎の他の作品を読んでおりますが、やはり「光車」を凌駕する作品ないような気がします。
 
 私が、本作を大学生時代に購ったのは、まぁ、いずれにせよ、小学生の頃の衝撃を、今一度手に入れたかったという、まことに叶わぬ願いからだったからで。
 今さら、他の作品が手元にあるからといって読もうとは思いませぬ。

 「天沢三昧」、他にもたくさんお読みになりた御本はあるはずでしょうが、本当にそうお思いなのですか?
by 酔仙亭響人 (2011-12-17 01:51) 

ヨナキウサギ

ご無沙汰いたしました。
新年のご挨拶をここに、というのも間の抜けた話ですが、お許しいただけるならば…、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

「オレンジ党」シリーズ以外にも数冊、天沢退二郎のものは眼前に準備して積んでありました。
彼が20編余の詩を選んだアンソロジー(思潮社)なども。
そのへんから読み進めています。
実は、「光車」以上のものがあるかと言われると、躊躇われるのですが、ともあれ、オレンジ党を一気に読んでみよう、と思っています。
今月後半は、そういう時間が割り合い取れるので、この機会に。
by ヨナキウサギ (2012-01-18 01:50) 

酔仙亭響人

 ヨナキウサギ様、コメント多謝です。

 寡聞にして、加えて、不勉強のため天沢氏の著作、「光車」「オレンジ党」意外に、詩集をいくつか、宮澤賢治論をいくつかしか読んだことがなく。
 
 といいつつ、結句、「光車よ、まわれ!」に舞い戻ってしまうという、なんとも情けない読書経験な訳です。

 本年もよろしくお願い致します。

by 酔仙亭響人 (2012-01-24 00:57) 

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