an epitaph:墓碑銘 [雑記]
この歳になると(って、別にそれほどではないけれども)、知っているあるいは好きだった著名人の訃報に接する機会が多くなる。
(すみませんねぇ、あまり景気の良くないエントリーばかりで。)
斉藤茂太しかり、石川賢しかり、白川静しかり。
植木不等式さんの日記で、ユーモア作家コーリィ・フォード氏の事が言及されていたが(言及そのものは、植木さんの畏友の日記の記述)、その作品の中で「妙なことには、最近の死亡記事は昔よりおもしろくなってきているようだ」というネタがあるとのこと。つまり、馴染みのある人の死亡(記事)が増えるということらしいが。
最近の訃報の中で、残念だったのは、仲谷昇氏の報。
好きな役者でした。
唐沢俊一氏が、氏の訃報に触れて、日放協の1971年のドラマ「天下堂々」を代表作としているのが、何となくうれしい。
子供心にもとてもおもしろいドラマでした。
端正だけれども、どこか、毒を含んだ容貌が、田沼意次役にぴったりだったこと、今でも覚えています。
当時の評判も良かったようで、検索すると色々な事がわかります。
そうそう、改名前の秋野太作が「稲葉小僧」役で出てましたし、林隆三も出てました。何歳ぐらいだったんでしょう。
残念ながら、テレビ局にはビデオは残っていないようですね。
仲谷氏、二度の離婚を経て、最期は三人目の奥さんに看とられたのこと。二度目の離婚の後は、コンビニで弁当を買い求めるような生活だったようで、まぁこういうのも不謹慎な物言いですが、奥様めとられて最期は良かったのではないでしょうか。
多分、若い人、といっても、番組そのものはかなり前ですが、に記憶されているのは、深夜番組「カノッサの屈辱」の教授役なんでしょうねぇ。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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