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マエストロ・インバルのアルペンシンフォニー:第二夜 [コンサート]

 ぼへら~っと起きる。

 ぼへらぁ~っとしつつ、連れあいを送り出して、ぼへぇ~っと過ごす。

 眼の調子悪し。

 シャワー浴びて、風呂場をちゃちゃっと掃除して、再び、ぼへ~。

 先日買った小説を、つらつらと。

噂

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫

 まぁ、いかにもありそうな、登場人物像(広告代理店にアイディアを提供するプランニング会社の社長という設定の人物)に苦笑。

 「衝撃のラスト一行に瞠目!」って、そういう、惹句こそ、信用ならんのだが、つい買ってしまったぞよ。三分の二ほど読み終える。

 家にあるものを、ぽつぽつととつまみ食いしたり、洗濯したり。

 朝食兼昼食は、先日作った茸汁に使って余った茸を使って、パスタを作る。

 茸を、オリーブオイルと塩・胡椒で炒めて、パスタのゆで汁を少し加えて、固めに茹でたパスタを加えて、少しばかり炒めて完成。

 いまひとつかのぉ・・・。

 学友より電話。大学院時代の私の専門だったとあるテーマについて、論文のコピーを貸してほしいとのこと。もう、古すぎではないかと思うのだが・・・。

 ASR(American Sociological Review)とAJS(American Journal of Sociology)の、ふる~いコピーを、寝室の納戸よりサルベージ。年末大掃除の、畳を上げた後の古新聞ではないけれども、思わず、読み入ってしまったよ。

 外出し、友人と、六本木で会って手交。その後、同じく、電話をかけてきた、某媒体社の記者と会って、その後ホールへ。

 「アルペンシンフォニー」今日は敢えて予習はしませんでした。

 週日以外の定期演奏会は、久しぶり。

 客席は結構入っている。

 ベートーヴェンのコンチェルト、今日は、ちゃんと聴く。

 きわめて、端正なソロ・伴奏。

 ホールの違いということを差し引いても、素晴らしい。整然とした演奏。

 「整然」など、褒め言葉として使われないかもしれないけれども、私としては、とてもポジティブな語彙です。

 とはいえ、やはり、関心は「アルペンシンフォニー」にあるわけで。

 悶絶寸前の演奏でした。

 素晴らしい。

 人によっては、物足りないというかもしれないかもしれないけれども、私としては、これで留めておいていただき、かたじけなしという感じか。

 これ以上、逝ってしまったら、悶絶死してしまいます。という感じか。

 終演後、マエストロにサインを頂く。

 先のエントリーに書いた如く、「今回の演奏は、エロスとタナトスが・・・。もごもご。」と話したけれども、何の感傷もなかったみたい。わはは。当然か・・・。

 むしろ、サインを頂いた、スコア、先のエントリーにも書いたように、600回記念で、マエストロ・小泉はじめ、プレイヤーの方のサインを頂いていたのだが、そのことに関心をお持ちだった様子。

 ちぇっ・・・。

 とはいえ、ショスタコーヴィチも、べーとーう゛ぇんも、そして、シュトラウスも、いずれも素晴らしい演奏でした。

 来年のマーラーが楽しみです。


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コメント 6

真鯉 千水

今回の演奏会、両曲とも実に素晴らしかったですね!あんな、そう,端正なベートーベン久しぶり。オケもよかったなあ(^^)。 アルプス交響曲、標題などつけないほうがいいのでは,と思いました。ラストなど,おっしゃるとおり、「英雄の死」みたいな雰囲気で、深く沈みこみ圧巻でしたね。来年、マーラーですが、もっと多く登場してもらい、いろんな曲を聴きたいもの。デプリーストさんとの二人体制にして、過半以上を二人で振ってくれないかなあ(笑)
by 真鯉 千水 (2006-11-26 08:28) 

酔仙亭響人

 真鯉さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
 いやぁ、インバル月間、素晴らしかったです。
 悶絶死せずに助かりました^^;
 マーラーも楽しみですが、ショスタコもっと振ってほしいと思っています。
 確かに、マエストロ・デプリーストとマエストロ・インバル、楽しい組み合わせですねぇ。マエストロ・デプリーストも、年3回来るというのはうれしいですよね。
 来月も楽しみ!
by 酔仙亭響人 (2006-11-26 13:43) 

しおり

 眼まだ悪いの?
 お大事に。

 インバル、ワーグナーをやりましたよね。
 入庁してまだ間がなかったかも~。
 インバルって、神経質そうで、実は結構おおざっぱな感じがあるけど違いますかね?
 センパイ、霞ヶ関よく来てるんだったら、寄って下さい。例の喫茶店でお茶ぐらいゴチしますよ。
  
 
by しおり (2006-11-26 19:32) 

酔仙亭響人

 しおり、「例の喫茶店」って、第五合同のてっぺんにある喫茶店だろ?
 わけわからん・・・。
 しかも、何度も行ってるし。
 なにゆえ、ああいう喫茶店が、官庁の入っているビルにあるのだ?
 理解不能。

 マエストロ・インバルの、主要な演奏会、チラシが開場に掲示してあったよ。
 あの頃の、オケのチラシって、なんだか、抑制が効いていて私は結構好きだよ。
 とあるプレイヤーに聞いたけれども、マエストロ・インバル、確かにしおりがいうように、神経質かと思いつつ実はそうでもないらしい。
 っちゅうか、実際に聴きに来なさいな。
 過労死しないように。
by 酔仙亭響人 (2006-11-26 19:58) 

 こんばんは。わ~ぁ、二夜連続☆都響ナイトだったんですね。
ピアノのエリソ・ヴィルサラーゼさんも、都響の皆さんもステキでしたぁ♪マエストロ・インバルのオーラもすごかったです。ホールが違えば、また響きも違うのでしょうね。う~ん、うらやましいっ!です。
by (2006-11-26 23:34) 

酔仙亭響人

 ゆうゆうさん、コメントありがとうございます。
 文化会館のいささかデッドな響きと違って、サントリーはなかなか、よろしゅうございましたよ。
 「十月桜」きれいですねぇ。意外でした。
 良きもの見せていただきありがとうございます。
by 酔仙亭響人 (2006-11-27 00:32) 

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