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ドメとインター [雑記]

 以下、フェイスブックに書いたウォールより。


 ヒューマンエラーの観点から言うと、原子力は非常にドメスティックであり、航空業界はインターナショナル(ICAO)とか。IAEAは、原子力安全と言うよりは、相互監視の組織だから。
 飛行機は、ごく少数のメーカーが飛行機を作り、エアラインが運航する。従って、インシデント・トラブルはすぐに運行しているエアラインで共有される。他方で、原子力発電所は各国の重電メーカー・ゼネコンがてんでに作る。もちろん、原型炉とかはあるけれども。従って、原子力発電所の場合は、建設も運営も規制も、ドメドメになる。
 東京電力福島第一原子力発電所の事故も、その辺に遠因があるのではないかと思う次第。

 このことは、日放協の「プロフェッショナル仕事の流儀」で、ボーイング787を日本で初運用した全日本空輸のパイロットのことを観て感じたこと。と言うか、二十年以上前から原子力発電の定倹時のヒューマンエラー予防の仕事をしていた時から感じていたこと。

 さらに、番組内で、パイロットがいささかのエンジンの不調があっても表情を変えなかったという下りを観たが、不具合(インシデント)があっても動じない(表情をする)ということは、大規模システム(原子力発電所・旅客機・そして国家も!)を司る立場にとって必須の資質だろうと思う。現在見ている、全日本空輸のパイロットなどその典型。
 予算委員会で泣いちゃう大臣(皆さん覚えてますか?)とか、事故の当事者の会社に乗り込んで怒鳴る総理大臣(kれは、皆さん覚えてますよね?)の操る大規模システムに乗っかっている私たちって・・・。

 ということで、〆。


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